社員旅行は何泊までが一般的?平均日数や経費面での注意点を解説
社員旅行の計画を立てる際、何泊になるのか日程を決めなければなりません。一般的に何泊の予定が平均なのでしょうか?宿泊期間は日程の確保やスケジュール・予算の決定などを左右する部分です。今回は、社員旅行の平均宿泊期間や人気旅行地の平均滞在日をご紹介します。

社員旅行は何泊がスタンダードなの?
社内での行事を避ける傾向がある現代ですが、組織の団結力や研修を兼ねた目的で行われる社員旅行は、イベント自体は減少傾向どころか年々増加に向かっています。
社員旅行の行き先をアンケートの結果によれば、国内がトップを維持していることが分かります。
国内の場合、宿泊日数は1泊2日で全体の約70%、2泊3日で約20%を占めています。
海外では時差も考慮し、現地での1泊が全体の約40%、2泊が約30%程度となっているようです。
国内の場合、交通の利便性の高まりや新たな観光スポットの開業に伴い、その年の観光地が変動しやすい傾向がありますが、主にアクセスが良く移動時間が短い地域が選ばれやすいです。
そのため、国内なら1泊2日で行ける範囲を中心にプランが組まれています。

福利厚生費が適用されるのは4泊5日以内
会社から費用が支給される福利厚生ですが、社員旅行も福利厚生で計上できるのでしょうか?
社員旅行は一般的に経費で取り扱われますが、福利厚生費で計上できるのは、以下の条件を満たした場合のみです。
・社会通念上一般的なものである場合
・4泊5日以内の旅行の場合
・参加する従業員数が全従業員数の50%以上の場合
社員旅行は社員の慰労目的の旅行であることが前提です。
そのため、贅沢すぎる旅行は社会通念上一般的な旅行と認識されない可能性があります。
しかし、社会通念上一般的な旅行という言葉の解釈が難しい部分もあるでしょう。
ひとつの目安として、社員旅行にかかる金額は1人10万円までと考えましょう。
10万円という金額も海外旅行では難しいかもしれませんが、過去の裁判例から社会通念上一般的な基準を判断したところ、概ね10万円程度と解釈できるので参考にしてみましょう。
また4泊5日以内の旅行の場合が対象であり、海外の場合の機内泊はカウントされず、滞在期間のみで判断されます。
社員旅行に参加する従業員数も、各支店や工場毎に行う場合は旅行を開催する支店または工場の50%以上の参加が条件です。
他にも、成績優秀者のみに与えられる旅行は給与所得となり、役員のみの業務以外の旅行も役員賞与となるため福利厚生の除外となります。

社員旅行で人気の地域別・平均滞在日数〜国内編〜
社員旅行の行き先で人気の地域はどこでしょうか?
国内の人気エリアを社員旅行の傾向や平均日数、予算などと一緒にご紹介します。
・沖縄県
断トツ人気のエリアは沖縄県です。
しかし、同じ沖縄旅行であっても、観光をメインの旅行と自由行動をメインの旅行に分けられ、個人の自由行動の希望者は全体の約15%程度です。
観光資源が豊富な点が魅力で、海でも海水浴やダイビング、クルージングなど体験プログラムを組むプランが定番となります。
滞在期間は平均2泊3日で、予算は約10万円です。
・北海道
北海道も沖縄と並び人気の高い観光地です。
主に観光をメインとした旅行を希望するケースが多く、自由行動をメインにしたい社員旅行の割合は低めです。
北海道は広く様々な観光スポットが点在するため、観光バスをチャーターして1日は団体行動、もう1日は自由行動を希望するケースが定番となっています。
滞在期間は平均1泊2日、予算は約7万円です。
・静岡県
静岡県は、社員旅行の行き先として常にトップ3にランクインする程の人気を誇ります。
温泉地やゴルフ場などが多いため、プランのバリエーションが豊富という点が人気の理由です。
特に温泉旅行を希望する会社が多く、また海が近いため漁港を計画に入れるケースもよくあります。
滞在日数は平均1泊2日、予算は約3万円です。

社員旅行で人気の地域別・平均滞在日数〜海外編〜
国内では人気の行き先がいくつかありますが、海外の場合はどのような地域が人気なのでしょうか?
社員旅行で海外に行く際の人気の行き先や滞在日数などをご紹介します。
・グアム
海外での社内旅行で断トツ人気を誇る場所はグアムです。
美しい海や青い空に囲まれていることから、社員旅行のプランでもマリンスポーツやゴルフ、観光やショッピングなど自由行動をメインにするプランに人気があります。
その代わりに夕方はバーベキューやクルージングなど、親睦を深められるイベントを開催する内容も多く、海外ではフリースタイルがスタンダードです。
滞在日数は平均3泊4日、予算は約9万円です。
・台湾
アクセスしやすい地域であるため、社員旅行の定番となりつつあります。
観光希望の社員旅行と自由行動メインの社員旅行が同じくらいあり、リピーターが多いこともプランのフリー化に関係しているようです。
日本から近いことで行きやすさを感じる台湾ですが、観光スポットも多くグルメも楽しめるのが特徴です。
また、女性に人気のスイーツやエステも多く、社員の比率で行動を決める所も多いでしょう。
滞在日数は平均2泊3日、予算は約7万円です。
・韓国
韓国は特に関西方面から選ばれることが多く、身近な旅行先と人気が高い傾向です。
観光よりも自由行動を選ぶプランが最も多く、他には社員全員で焼肉や屋台、夜市に行くなどが多くなっています。
比較的日本語が通じやすい地域なのも人気の理由です。
滞在日数は平均2泊3日、予算は約5万円です。

社員旅行に最適な時期も把握しておこう
社員旅行は時期によっても行き先が変わってきます。
個人旅行しやすいゴールデンウィークやお盆、年末年始などは航空券やホテルの料金も高い傾向にありますが、これらの時期を避けた6月や10月〜11月の時期は社員旅行におすすめです。
団体旅行を行う場合、ホテルや航空券にかかる費用が落ち着く時期を選ぶと食事やオプションツアーなどに費用がかけられ、社員旅行の日程やホテルの選択肢などが増やせるのも魅力といえます。
また仕事の日程が調整しやすい時期でもあり、のんびりと旅をするのにも適しているでしょう。
自社の勤務日数や日程を調整し、最適な時期がいつかを把握しておきましょう。
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