社員旅行の企画はどうする?「行きたくない」が無くなる社員旅行を企画しよう
社員旅行の企画を任されたものの、何から始めるべきか分からずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。できるだけ多くの社員に参加してもらうためには、魅力的な社員旅行を企画する必要があります。そこで今回は、社員旅行の企画の手順や、知っておくべき社員旅行の豆知識などをまとめて紹介します。

社員旅行を企画する手順
まずは、社員旅行を企画するときの流れについて説明します。
社員旅行企画の手順@行先と日程を決める
社員旅行の企画では、参加する社員たちの希望も考慮しながら旅行の行先と日程を決めましょう。候補地の決定には、アンケートを活用するのがおすすめです。幹事が候補地を挙げ、その中から多数決で決めるとスムーズに決まります。
日程を決めるときには、仕事に影響が出ないか上司に確認を取りましょう。また、1泊2日にするか2泊3日にするかなど、日程についても合わせて決定していきます。
社員旅行企画の手順A予算を決める
社員旅行の企画では、予算の決定も重要です。行先や日程が決まったら、1人あたりの予算を決めていきます。社員旅行は2〜5万円程度の予算を設定する場合が多いので、目安にしてください。
社員旅行企画の手順B旅行会社に相談、見積もり依頼
行先と日程、予算が決まったら、旅行会社にプランを相談し、見積もりを取りましょう。団体旅行の手配は個別にするよりも旅行会社に任せた方がスムーズにいきます。1社だけではなく、複数社の見積もりを取ってみることをおすすめします。
料金や担当者との相性などを総合的に判断して、どの旅行会社に依頼するかを決定しましょう。
社員旅行企画の手順C参加する社員の出欠を確認
おおよそのプランが決まったら、参加する社員の出欠を確認します。旅行日程や行先、旅行費や簡単なプラン内容を添えた案内状を送付しましょう。社員が思わず参加したくなるような魅力的な案内状を作成することがポイントです。
旅行会社への支払い期日も考慮し、出欠の返信には期限を設定しましょう。
社員旅行企画の手順D人数確定、旅行会社への支払い
出欠確認ができたら、最終的な参加人数を決定し、旅行会社に連絡をします。人数が決まれば支払い料金も決定するので、全員分の料金をまとめて支払います。
社員旅行企画の手順E旅のしおり作成、イベント企画
旅行の日程が近づいてきたら、旅のしおりを作成し、参加する社員に配布しましょう。スケジュールや持ち物リスト、注意事項などを記載した旅のしおりを配布することで、学生時代の修学旅行のように社員旅行を楽しみにしてくれるはずです。
また、夜の宴会場でのイベントも企画しておきましょう。イベントで司会が必要な場合は得意な参加者に依頼するか、自分で司会進行を務めましょう。

「行きたくない」なんて言わせない!楽しい社員旅行企画のコツ
社員旅行に参加してもらうためには、「行きたくない」と思わせないことが重要です。どのような旅行を企画すれば、楽しい社員旅行になるのでしょうか。
社員旅行に行きたくない理由とは?
そもそも、どんな理由で社員旅行に行きたくないと感じる人が多いのでしょうか。
実は、次のような理由で、社員旅行に行きたくないと感じる方が多いようです。
- 旅行の行き先が微妙
- 飲み会で上司に気を使うのが嫌
- 土日がつぶれる
- お金が無くなる
楽しい社員旅行を企画するなら、このような理由で社員たちに「行きたくない」と思わせないようにすることが大切です。これらを踏まえて、社員が行きたくなる楽しい社員旅行を企画するコツをいくつか紹介します。
社員旅行企画のコツ@アンケートを活用する
旅行の行き先や、旅行先での過ごし方、宴会でのイベント内容については、社員にアンケートを取る形で決めていくといいでしょう。「自分たちが行きたい場所に行けるなら、社員旅行に行ってみようかな」と思ってくれるかもしれません。
社員旅行企画のコツA適度な自由時間を設ける
「社員旅行で上司に気を使い続けるのが嫌」と考える社員も多いので、社員旅行では適度な自由時間を設けましょう。幹事にとっても細かなスケジュールを組む手間が省けるので一石二鳥です。
社員旅行企画のコツB体験型アクティビティを取り入れる
社員旅行では「やってみたい」「楽しそう」と思わせることも大切なため、体験型アクティビティを取り入れるのもおすすめです。工場見学(ビール工場、ワイナリー、酒蔵等)やシーカヤックといった体験型アクティビティを取り入れた団体旅行プランを用意している旅行会社も少なくありません。
社員旅行の行き先が決まったら、どんなアクティビティが楽しめるかリサーチしましょう。季節によってできないこともあるので、事前調査が大切です。

社員旅行が楽しいと仕事にも影響が?
「楽しいと思える社員旅行を企画したってあんまり意味がないんじゃないか」と考えている幹事の方もいるのではないでしょうか。参加する社員が楽しいと感じる社員旅行を企画することで、次のようなメリットがあります。
- 社員同士の親睦が深められる
- 来年以降も社員旅行を企画できる
社員同士の親睦が深まることで職場の雰囲気が良くなり、仕事の生産性も上がります。また、毎年社員旅行の企画が出来れば、職場の雰囲気の良さを維持し続けることができるのです。軽んじられがちな社員旅行ですが、仕事にも影響を及ぼしています。

社員旅行って強制参加なの?
「行きたくない」という社員が多いなら、社員旅行を強制参加にしてしまえばいいのでは?と考える方もいるかもしれません。社員旅行への参加を強制することはできるのでしょうか?
社員旅行と研修旅行の違いとは?
社員旅行と研修旅行は、旅行の目的が違います。 社員旅行は社員の慰安のために実施するものなので、旅行先では観光などを楽しみます。夜には宴会が開かれ、「無礼講だ」と盛り上がるケースが多いでしょう。一方で研修旅行はその名の通り研修が目的で、観光などは行わないもしくは少しにとどめるのが原則です。 社員旅行は社員への福利厚生として行われることが多く、研修旅行は業務の一環として扱われることが多いです。業務の一環であることから、研修旅行への参加は強制となります。
社員旅行は強制参加にしても良い?
次のようなケースで社員旅行を企画する場合、社員旅行は業務扱いとなり、強制参加にすることができます。
- 平日に実施する場合、出張扱いとして出張手当を支給する
- 休日に実施する場合、休日出勤として休日手当を支給する
ただし、社員旅行にかかる旅費を会社の経費で負担することが前提です。旅費を参加者から徴収する場合は業務扱いとはならず、原則としては強制参加にすることはできません。
もし、本来は業務外であるはずの社員旅行を強制参加にしてしまうと、パワーハラスメント事例として訴えられてしまう恐れもあります。社員旅行を企画する際には強制参加にするのではなく、できるだけ参加してもらえるような魅力的な旅行を計画することに注力しましょう。

社員旅行の服装はどうする?おすすめの持ち物も
社員旅行に参加するにあたって、服装に迷ってしまう方も多いでしょう。また、何を持っていけばよいかわからないという方もいるのではないでしょうか。続いては、社員旅行の服装や持ち物についてまとめていきます。
社員旅行の服装は?
社員旅行は、旅行とはいえ上司や部下が揃う場所です。過度に露出が多い服装や、奇抜な服装は控えましょう。また、観光することも考えて、女性はハイヒールの靴は避けた方が無難です。 とはいえ、旅行ですので会社に出勤するときのようなスーツやオフィスカジュアルではなくてもOKです。女性ならブラウスにデニム、カーディガンを羽織ったようなカジュアルスタイルで良いでしょうし、男性もポロシャツにデニム、ジャケットなどで大丈夫ですよ。
社員旅行の持ち物は?
荷物はできるだけコンパクトな方が良いですが、必要なものはしっかり持っていきましょう。 基本的には、普段の旅行と持ち物は変わりません。
- 現金(小銭もあるとよい)
- クレジットカード(旅行保険つきがおすすめ)
- 身分証
- 衛生用品(マスクやティッシュなど)
- ビニール袋
- 携帯電話
- 化粧品
- 着替え
また、これらに加えて幹事の方は、緊急時に備えて薬などを持っていくと良いでしょう。酔い止めや頭痛薬、風邪薬などがあると安心です。
社員旅行には行きたくないと考える人も多いですが、企画の内容によっては、参加したいと思ってくれる場合もあります。また、楽しい社員旅行は職場の雰囲気にも影響を及ぼします。幹事を任されたからには、参加したいと思える楽しい社員旅行を企画していきましょう。
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