猛威をふるっていた新型コロナウイルス感染症の蔓延も落ち着き、2023年5月には感染症が第5類に移行したことから、近年遠ざけられていた社員旅行を再開する企業が増えています。しかし以前とは異なり、社員同士の交流を深めたいものの、密や混雑を気にするようになったのも事実です。そこで台頭してきたのが、新たな社員旅行の形。近年主流になりつつある社員旅行の形をご紹介します。

なぜ社員旅行の実施が上昇しているのか?

社員旅行そもそも社員旅行やレクリエーションは、企業が課題として考えている「従業員の定着率」や「増大するメンタルヘルスの問題対策」として取り入れられています。これらの改善を図りたい企業が、社内レクや社員旅行を再評価し、実施する会社が多いのです。また、実際に社員旅行に参加する参加者は「同僚と仲良くなりたい」「チームの一体感を作りたい」「リフレッシュ」したいなどといった理由が主となっています。

近年はこれらの要素に加え、社員旅行を通じてコロナ禍で減っていた「社員同士のコミュニケーション」を深めようとする企業が多くなっています。

コロナ後の社員旅行、傾向は?

空港2020年ごろから世界中で感染が拡大した新型コロナウイルスによって、社員旅行どころか外出さえままならない時期がありました。それから一変、2024年現在はコロナ禍で控えられていた社員旅行を再開する企業も増えているのが現状です。
団体旅行においては、10〜29名ほどの社員旅行を目的とするものが多くなっています。また沖縄や首都圏の温泉、京都など気軽に行ける国内はもちろん、韓国や台湾といった近くのアジア諸国も人気です。コロナ禍で懸念されていた水際対策や入国制限も大幅に緩和されたこと、世界情勢や円安などの影響により、今後はさらに物価も安く行きやすいアジアが注目されそうですね。

社員旅行の新しい形とは?

社員旅行

社員同士の交流を深めたいものの、密や混雑を気にするようになった結果、社員旅行に参加しずらいという方も多いのではないでしょうか?近年の旅行スタイルが「団体」から「個人」に変遷したことで、社員旅行も参加しやすい形へとシフトしてきています。

(1)色々なプランのパターンがある

従来の社員旅行は、社員全員が同じ旅行先へ行き、同じスケジュールで動くものでした。しかし中には社員旅行に参加したくても日程が合わずに参加できない方もいるでしょう。そのような時でも対応できるよう、1泊2日や2泊3日、日帰りなど自分にあったパターンを選べるような形もあります。旅行先や日数が異なるプランをいくつか準備することで、参加のハードルが下がり参加しやすくなりますよね。

(2)フリープランがある

社員旅行中は、メリハリをつけて参加者が楽しく過ごせるようにしましょう。いくら同じ職場の同僚とはいえ、四六時中一緒にいたらリフレッシュできませんよね。日々の疲れをいやしたり、モチベーションを上げることが旅行の目的であれば、なおさらフリープランは重要です。夜は社員同士でご飯を食べる、イベントにはみんなで参加するなどのメリハリをつけることで、より有意義な旅行になります。

(3)参加者の「行きたくなる気分」を上げる工夫

かつては多くの企業が取り入れていた社員旅行も、若者を中心に「古いもの」という認識が高まり、そもそも社員旅行を実施しない企業もあるほどでした。しかしコミュニケーションが取れなかったここ数年を皮切りに「コミュニケーションの大切さ」が謳われ、社員旅行をあえて取り入れる企業も増えたことでしょう。そこで旅行先ガイドブックを配ったり、現地の動画や観光情報を共有するなど「行きたくなる気分」を上げる工夫が重要視されています。あらかじめ旅行先の魅力を広げることで、参加率向上に繋げる作戦です。

ブームが再来した?社員旅行を楽しもう

海外旅行コロナ以前・後で、社員旅行だけではなく旅行そのものの形も大きく変わりました。社内での交流が少なくなったからこそ、改めて社員旅行の意義が注目されています。時代に合った社員旅行を実施し、参加者が素敵な時間を過ごせるように計画しましょう。

社員旅行のお役立ちコラム useful tips for company trip

  • 1出発地の所在地
  • 2旅行の種類
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  • 4旅行の行先
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