現在はあまり実施されなくなった慰安旅行・社員旅行ですが、昭和の時代は社員同士の交流を深める目的でよく実施されていました。現代と昭和において、慰安旅行・社員旅行はどのように異なるのでしょうか?詳しく解説します。

昭和の慰安旅行・社員旅行の常識

現代における慰安旅行・社員旅行は、会社にとって一大とも言えるイベントです。しかしそれは昭和時代も変わりません。ただ、今では考えられない常識もあったそうですよ。ここでは、昭和ならではの慰安旅行・社員旅行の常識をご紹介します。

全員参加

温泉旅行 昭和時代は、慰安旅行・社員旅行だけではなく、基本的に会社で行われるイベントは「全員参加」が当たり前だったようです。社員旅行は「あんなものは旅ではない」と言われることもあったそうですよ。せっかく仕事が休みで仕事でもないのに、みんなでバスに乗って温泉へと向かう…旅行ではなく「場所を変えたハードな飲み会」と思う方もいたとかいなかったとか。自分より上の地位である上司が参加するのに、部下である社員が旅行に参加しないのはありえない、といった考えもあったのでしょうね。

団体行動

団体旅行 昭和の慰安旅行・社員旅行は、一般的に団体行動が主流でした。慰安旅行・社員旅行は社員同士の親睦を深める機会として位置付けられていたためです。例えばバスや電車などの交通手段を団体で移動したり、同じ宿泊施設や食事場所を利用するのが一般的でした。これによって、社員同士のコミュニケーションを図ろうとする企業が多かったのです。

大宴会

宴会 上述通り、慰安旅行・社員旅行は社員同士のコミュニケーションを深めるために行われていたため、大規模な宴会もよく行われていました。上司や部下、他部署など普段中々交流できない人同士の交流を目的にされていたようです。地元の料理や郷土料理が振る舞われ、地域の文化や風習に触れたり、余興やゲーム、歌謡ショーなどが実施されます。

お土産を大量に購入する

お土産 そもそも旅行が一大イベントだった昭和時代は、慰安旅行・社員旅行は「晴れの舞台」だったそうです。そのため、祝の振る舞いという意味で家族や親戚、隣近所などに大量のお土産を購入していたとのことですよ。そもそも旅行をする機会が少なく、遠方の品々を手に入れる機会も限られていたので、「●●を買ってきて」といった代理購珍しくなかったといいます。

昭和の慰安旅行・社員旅行で人気だった行き先

昭和時代は今と比べてアクティビティや体験が少なかったため、景色や温泉、グルメなどを楽しめる行き先が人気だったようです。1つずつ見ていきましょう。

熱海

熱海 社員旅行のメッカといえば、静岡県東部の温泉街・熱海でしょう。1964年に東京オリンピックが開催されるにあたり、東海道新幹線が開通し、当時はこれまでよりも静岡に行きやすくなりました。熱海温泉や静岡の海で獲れる鮮魚類、豊かな自然などリフレッシュを目的とする旅行には最適なスポットですよね。都心からのアクセスも良好なうえ、気軽に非日常感を味わえるのが人気の理由ではないでしょうか。

那須

那須那須温泉を代表とする栃木県・那須も人気の行き先でした。三斗小屋や大丸、高雄や弁天など多数の温泉地が存在していることから、社員全員でリフレッシュしたい会社が選ぶスポットだったのかもしれません。ゴルフ場もあり、冬にはスキーが、夏には避暑地となるロッジやペンションの利用も可能なので、そういったことも人気の理由なのではないでしょうか。

ハワイ

ハワイ社員旅行の花形とも言えるのがハワイでしょう。1964年の東京オリンピックをきっかけに、日本政府は観光目的の海外渡航自由化を認めました。それにより、ハワイへ初の「団体観光旅行団」が出発、旅行代金は当時の月収の6倍ほどかかったといいます、その後、ハワイへの渡航数も増え「一度は行ってみたい夢の島」から「手を伸ばせば行ける憧れ」になり「一度は行きたい海外」として現在も人気を誇るスポットです。

昭和の慰安旅行・社員旅行と今を比較

宴会昭和時代は「全員参加」「団体行動」などが当たり前だった慰安旅行・社員旅行ですが、今や「参加自由」「フリータイム」が主流となっています。社員同士の交流を深める目的で行われる点においては今も昔も変わりません。しかし、現代に即した旅行内容に変わりつつあります。現在は「あえて昭和の慰安旅行・社員旅行」を実施する企業も多いとのことで、古き良き昭和の雰囲気を味わいたい企業は、検討してみるのも面白いですね。

慰安旅行・社員旅行を企画するなら

温泉旅行慰安旅行・社員旅行を実施するなら、「みんなの旅行」で一括見積もりがオススメです。慰安旅行の手配は、旅行会社や旅行代理店に一任するとスムーズですが、店舗に足を運ぶ時間が確保できない幹事は少なくありません。

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これから幹事として日帰り社員旅行の企画を行う際には、「みんなの旅行」で見積もりをし、手間や時間を省きましょう。

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